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SUPER GT RACE REPORT

2011年 SUPER GT FUJI SPRINT CUP <予選>

2011年11月11日(金) Qualify 予選1 11月12日(土)予選2
ZENT CERUMO SC430 #38 立川祐路/平手晃平
公式予選結果 レース2 立川 祐路:7位(1分43秒948)
< 公式予選 > 天候:晴れ|コース状況:セミウェット

2011年 SUPER GT FUJI SPRINT CUP <予選> 低温のヘビーウエットに見舞われた金曜、本来行われる予定だった順延され、土曜の午前8 時05 分から行われることとなったGT500 第2 レース予選。立川がアタックするこの予選セッションに向け、チームは早朝から忙しく準備に追われることとなったが、朝から快晴となった土曜の富士ながらもコース上はまだじっとりと黒く濡れた状態。GT500 に先立って行われたGT300 の予選セッションでもスリックタイヤでコースインも、路面が好転せずレインタイヤに履き替えるマシンが散見されるなど、非常にトリッキーな難しいコンディションでの攻防となった。

 前日の予定よりも5 分間短縮され、15 分間で行われることとなったこのセッション。早朝とあって路面温度も低く、LEXUS TEAM ZENT CERUMO は#38 ZENT CERUMO SC430 にソフトコンパウンドのインターミディエイトタイヤを装着し、立川を送り出す。

 GT300 のアタックが終わり、すぐさまスタートしたGT500 の第2 レース予選。「500」ボードがタワーから提示され、早々にピットを離れた立川は、ゆっくりとタイヤを温めると、まずは最初の計測で1 分46 秒938 をマークし、3番手に。さらに翌周に1 分45 秒149 とした立川だったが、ライバル勢のタイムアップも続き、ポジションは5〜6番手といった状況。

 2011年 SUPER GT FUJI SPRINT CUP <予選>そのため、チームはここで同じインターミディエイトながらパフォーマンス的にさらなる向上を狙い、ハードコンパウンドを投入すべく、#38 ZENT CERUMO SC430 をピットに呼び戻す。

 午前8 時12 分、ピットインした#38 ZENT CERUMO SC430 は、ピットロード上でタイヤを履き替えると、すぐさまピットアウト。再びタイヤを温めた立川は、午前8 時16 分に1 分45 秒396 をマークすると、コンディションの好転もあり、翌周には一気に1 分43 秒948 にタイムアップしいったん12 番手まで下がっていたポジションを5番手まで押し上げる。

 ファイナルラップには1 分44 秒台と惜しくも更新はならなかった#38 ZENT CERUMO SC430 だが、最終的に立川は7 番手と表彰台への可能性を感じさせるポジションを確保することとなった。

ドライバー/立川 祐路
「結構頑張ったんですけれどね(笑)。ただ、状況的にはあれ以上は難しかったように思います。最初はソフトコンパウンドを履いて出たのですが、コース上の水が少なかったこともあり、ハードに変えましたが、結果的にはどちらが良かったかは微妙だったように思います。もう少し乾くのが早いのではないかとセットアップ的に完全なドライセットで行ったので、もう少し雨よりであればタイムももっと出せていたでしょう。明日はいきなりのドライで7 番手スタートになりますが、去年のこのレースなどを考えればタイヤの消耗に苦しむ展開もあるでしょうから、そのあたりを上手くクリアすれば充分優勝のチャンスもあると思います。今日の平手の第1 レースの状況を見て、いろいろ役立てたいですね」