2019年 SUPER GT 第8戦 MOTEGI <予選>
2019年11月2日(土) Qualify 予選
ZENT CERUMO LC500#38 立川祐路/石浦宏明
公式予選総合結果6位
< 公式予選 > 天候:晴|コース状況:ドライ
2019年のSUPER GTは長い戦いを経て、いよいよ今季最終戦となる第8戦ツインリンクもてぎを迎えた。このラウンドに向け、LEXUS TEAM ZENT CERUMOはチャンピオン争いに残ることはできなかったが、それでも来季導入される新たな車両『TOYOTA GR SUPRA』が導入される2020年に向け、いい形で今季を締めくくりたい。チームはしっかりと準備を整え、11月2日(土)の午前8時50分にスタートした公式練習に臨んだ。
この日のツインリンクもてぎは快晴。いつものように立川祐路がステアリングを握ったZENT CERUMO LC500は、セットアップを確認しながらピットアウト〜インを繰り返しながら走行を重ねていくが、事前に行っていたタイヤテストのときの状況に比べると、ややフィーリングが良くない。タイムも思うようには上がらず、最終的に立川は18周をこなし、1分37秒552というベストタイムをマークすると石浦に交代。14周を走った石浦は1分37秒343をマークしたが、終わってみれば7番手という結果となった。
午後の予選までにあまり時間もないなかで、ドライバーからのリクエストでセッティング変更に挑んだZENT CERUMO LC500は、迎えた午後2時20分からの公式予選Q1に挑んだ。ステアリングを握ったのは石浦だ。
残り7分となってからコースインした石浦は、セッティング変更を行ったZENT CERUMO LC500のフィーリングを確認すると、好転していることを確認。3周をウォームアップに費やすとアタックラップに入っていくと、その時点で2番手となる1分36秒586をマーク。最終的にひとつポジションを落としたものの、3番手につけ、Q2の立川に繋ぐことに成功した。
GT300クラスのQ2をはさみ、午後3時03分にスタートしたGT500クラスのQ2。やや日は傾いたものの、快晴のままコースオープンとなった。石浦からのフィードバックを得てQ2に臨んだ立川は、4周目にアタックを敢行。ただ、立川はわずかにタイムをロスしてしまい、6番手という順位につけた。翌周も再度アタックするものの、そこではタイム更新はならず。熾烈なポールポジション争いからはややタイム差がついてしまったが、3列目グリッドを得ることになった。
ポールポジションを狙っていただけに、立川の表情はそこまで晴れやかなものではなかったが、6番手というポジションは決して悪くない順位だ。特に明日のレースは250kmと通常よりも短い。この日得たフィーリングをもとに改良を加え、好結果でシーズンを終えるべくLEXUS TEAM ZENT CERUMOはチーム一丸となって挑んでいく。
ドライバー/立川 祐路
「今日は正直、個人的には残念な予選になってしまいました。とはいえ、明日はレースなので悔しがってばかりもいられません。しっかりと気持ちを切り替えてレースに臨みたいと思います。今年は追い上げるレースをできていますので、明日はしっかりといい結果が残せるように頑張りたいと思っています」
ドライバー/石浦 宏明
「テストで走った時からくらべ、公式練習ではクルマのバランスに苦しんでいて、ニュータイヤでもユーズドタイヤでもタイムが出ないし、フィーリングも良くなかったので、予選に向けてセットアップを変更してもらい、午後の予選に挑みました。僕が担当したQ1ではいいフィーリングにはなっていたのですが、もう少しリヤのグリップが欲しい程度のレベルになったので、その“もう少し”を詰めることができれば、グリッドも上がっていたと思います。事前に思ったとおりにはいきませんでしたが、決勝レースに向けては悪い位置ではないですし、レースでは出せる実力を出し切って戦いたいと思っています」
総監督/立川 祐路
「今年も早いもので、もう最終戦を迎えてしまいました。予選Q1では石浦選手がうまくアタックを決めてくれましたが、Q2で少しポジションを落としてしまいました。決勝レースはまた違った展開になると思っていますし、今季のいい締めくくりになるよう、チーム一丸となってベストなレースにするために、しっかりと頑張っていきたいと思います」
監督/村田 淳一
「今季最終戦ということで、一年間高いレベルでの戦いをみせてきたとは思いますが、最終的にチャンピオン争いに残れず迎えています。とはいえ、最後はしっかりと決めたいと思い準備を進めてきました。そのなかでQ1では石浦選手が3番手につけることができましたが、Q2では立川選手にわずかにロスがあったと聞いています。そこは残念ですね。そうは言っても6番手は悪くないポジションからのレースですので、追い上げをみせつつ、勝って来年に繋げられるようなレースにできればと思っています」