2026年11月7日(土)
KeePer CERUMO GR SUPRA#38 大湯 都史樹/小林 利徠斗
予選結果 9位 決勝結果 11位(暫定)
10月17日(土)〜18日(日)にオートポリスで行われた第7戦では、惜しくも優勝には届かなかったものの2位を獲得し、第1戦以来の表彰台に沸いたTGR TEAM KeePer CERUMO。上り調子で迎えるシーズンフィナーレの舞台は、例年同様栃木県のモビリティリゾートもてぎ。ただ今季は延期となった第3戦がこの週末に組み込まれ、11月7日(土)に第3戦の予選と決勝が、8日(日)に第8戦の予選と決勝が行われる変則的なスケジュールとなった。
そんなもてぎでのレースウイークは、11月6日(金)の午前9時30分から行われた専有走行でスタートした。KeePer CERUMO GR Supraは大湯都史樹からステアリングを握りコースインし、セットアップを確認。途中、小林利徠斗に交代しロングランの確認を行うプランを立てていたが、トラブルがあり連続でピットインを強いられることになった。その後ふたたび大湯に交代したが、1分37秒791というベストタイムで9番手となった。
ただ、大湯は「昨年もポールポジションを獲得していますし、専有走行ではあまり良くない印象でしたが、戦い方は見えてきています」と翌日に予定された第3戦の公式予選に向けて展望した。
一夜明けた11月7日(土)は快晴のもと午前9時30分からGT500クラスの公式予選が行われた。今回は変則的な開催ということもあり、1名のドライバーのみが担当し15分間の計時予選を行うスタイル。気温15度/路面温度18度というコンディションのもと、KeePer CERUMO GR Supraは大湯がアタッカーを担当し、残り10分を切ってからコースイン。アタックを行っていった。チェッカーに向け大湯はタイムを上げていくと1分37秒741というベストタイムを記録したが、結果は9番手となった。
「昨日から大きく変えている部分もあるのですが、それすら分からないくらい、タイヤをしっかりと作動させることができませんでした。不完全燃焼に終わった予選になってしまいました」と大湯は予選後、悔しい表情を浮かべた。
チャンピオン争いの可能性も残しているTGR TEAM KeePer CERUMOは、約4時間という短いインターバルで午後2時からスタートする決勝レースに向けて、9番手からジャンプアップするべく、できうる限りの作業を進めていった。
短いインターバルを経て、迎えた午後2時からの決勝レース。スタートドライバーを務めたのは、この日初めてのドライブとなる小林だ。専有走行ではなかなかロングランをうまく試すことができなかったが、気温19度/路面温度22度というコンディションのもと始まったレースでは、小林は9番手から#39 GR Supraと競り合いながら2〜4コーナーでバトルを展開していく。ただ、その間隙を#23 Z NISMO GT500に突かれ、KeePer CERUMO GR Supraは11番手でオープニングラップを終えた。また、この競り合いのなかでKeePer CERUMO GR Supraは空力パーツにダメージを負ってしまった。
一方、レースはオープニングラップにGT300車両の集団のなかで起きたアクシデントにより8周目までセーフティカーランとなったが、リスタート後も小林はなかなかペースを上げることができずにいた。ただ、前を争う6番手以下の集団が混戦だったこともあり、小林はなんとか前に食らいつきながらレースを進めていった。
18周を終え、TGR TEAM KeePer CERUMOはミニマムで小林をピットに呼び戻し、大湯に追い上げを託した。序盤とは異なる種類のタイヤに履き替えた大湯は、ピットアウト後#17 HRC Prelude-GTや#19 GR Supraといった集団のなかで激しいバトルを展開したものの、その後はタイヤがなかなか機能せず、思うようにペースを上げられなかった。
レース後半、少しずつタイヤがパフォーマンスを発揮し出すと、37周目に#19 GR Supraをかわし12番手に浮上するが、その後はペースこそ上がったものの順位向上はならず。KeePer CERUMO GR Supraは12位でチェッカーを受けた。レース後、2位の車両に失格裁定が下ったことから暫定で11位となったものの、それでも入賞には届かなかった。
今回の結果により、大湯都史樹/小林利徠斗のランキングは6位に後退。チャンピオンの可能性は限りなく少なくなったが、TGR TEAM KeePer CERUMOは11月8日(日)の最終戦での好結果を目指し、ペース改善に取り組んでいく。
ドライバー/大湯 都史樹
「レースでは後半スティントを担当しましたが、今回持ち込んでいるタイヤのうち、硬めのタイヤが思ったようなパフォーマンスを発揮できず、なかなかペースを上げることができませんでした。終盤でようやく機能を発揮してきたかな……というところでレースが終わってしまったような印象です。このSUPER GTは本当にシビアで、タイヤを機能させられないとペースも上げられません。公式予選ではまた別の要因もあったのですが、セットアップの兼ね合いもありペースが上げられなかったスティント前半〜中盤でした。最初からペースがないと勝負ができませんし、それができたライバルチームが上位にいるということなので、読みなどの差があったと思います。この原因を明日までにしっかり見出したいですね。タイトル争いは厳しいですが、少しでも上位で終わりたいです。特に今年は優勝できていませんからね。今ある状況の中で最善を尽くしたいです」
ドライバー/小林 利徠斗
「スタートからタイヤのウォームアップが難しく、また#39 GR Supraがアグレッシブにきたので、クルマもかなり接触でダメージを受けてしまいました。ただ、その後も接触関係なくあまり余力がなく、前についていけはするものの、攻めるレースにすることはできませんでしたね。加えて、僕のときは前についていけたものの、後半の大湯選手のスティントではかなりペースが苦しくなってしまいました。この点は明日に向けて必ず改善が必要だと思っています。今日は予選も決勝もいろいろな改善点があったレースだったので、シリーズは厳しくなってしまいましたが、明日に向けてしっかり改善し、1レースをしっかり走り切っていきたいと思います」
監督/立川 祐路
「公式予選から想定していたタイヤの内圧設定に苦しみ、きちんとタイムに繋げることができませんでした。その結果、グリッドが後方に沈んでしまい、決勝レースに向けてなんとか挽回したいとさまざまなトライを行ったのですが、レース序盤の競り合いのなかでエアロにダメージを負ってしまったところもありますし、ロングランのペース不足がありました。残念な結果となってしまいましたが、この結果を踏まえてしっかりと立て直したいと思います。今シーズンの最終戦でなんとしても良いレースを皆さんにご覧に入れられるようにしたいですね」
